漫画『テルマエ・ロマエ』を手がけ、漫画家や文筆家、画家など数々の表現方法で活躍するヤマザキマリさん。ヤマザキさんはイタリア人との結婚を機に、エジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々で生活を送ってきました。そこで今回は、ヤマザキさんの著書『新版-地球生まれで旅育ち-ヤマザキマリ流人生論』より一部を抜粋し、狭い世界にとらわれないヤマザキさんの生き方に迫ります。
愛の横溢に歯止めはかけられず
イタリア人男性には、突発的な情動に抑制を掛けない傾向が強い。
つまり、一目惚れでも怒りでも、ワッと自分の中で発火したら、すぐにそれを外へ放出する。昔と比べて今のイタリア男子は草食系になったと言われるが、それでも情動的な人は少なくない。
私の夫ですら、私と出会った数日後に心筋炎という病気で入院していた病院から、いきなりプロポーズの電話をかけてきたほどだ。
そもそも心筋炎になったのも、本人曰く、私ともっと話したい、もっと一緒にいたい、という募る思いを抑えられなかったことが要因だったという。絶対違うと思うが、本人はそうだと信じている。