若年女性:美容・ホルモン・代謝を支える意外な美容食

若い女性がラーメンを避ける理由の多くは、「太りそう」という思い込みです。しかし、実際には十分な栄養を摂らないことで起きている美容トラブルの方がはるかに深刻です。肌荒れ、髪のコシの低下、むくみ、生理の乱れ、冷え、代謝の低下――これらの根本には、たんぱく質、脂質、コレステロールの慢性的な不足があります。特にコレステロールは女性ホルモンの大切な材料であり、これが不足すると肌の潤いも、髪のツヤも、体のリズムも崩れてしまいます。

ラーメンは、こうした女性の体が求める要素が充実しています。チャーシューは、筋肉と肌の原料になる良質なたんぱく質源の一つです。味玉にはホルモン合成に関わるコレステロールとビタミンといった栄養素が豊富です。海苔やネギには肌代謝を助けるミネラルが含まれ、スープにはコラーゲンやアミノ酸が溶け込み、美容の土台を支えてくれます。

そう考えると、極端な食事制限やサラダだけの生活こそが代謝を落とし、太りやすい体質をつくってしまうのです。私は若い女性にこそ、こう伝えたいのです。「美しくなりたいなら、正しくラーメンを食べなさい」。

必要な栄養が満たされてはじめて、体は本来の美しさを取り戻します。ラーメンは決して若者だけの食べ物ではありません。

・働く世代には集中力とパフォーマンスを
・高齢者には食べやすい栄養と外出のきっかけを
・若年女性には美容とホルモンの土台を

それぞれに異なる価値をもたらし、世代ごとの健康課題を補う有力な選択肢になり得るのです。ラーメンを悪者扱いするのはもうやめましょう。健康を支え、美味しさで心を満たし、人生を豊かにしてくれる――ラーメンとは、本来そういう存在なのです。

※本稿は、『ラーメンと健康 「炭水化物=悪」ではない』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

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『ラーメンと健康 「炭水化物=悪」ではない』(著:和田秀樹/KADOKAWA)

ラーメンは悪役ではない。 頼れる栄養補完食にできる。

多くの患者のフレイル予防に努めてきた医師による、中高年のための無理をしない食事術。

著者自身も愛食するラーメンを通して、食べ方と健康寿命を見直す一冊。