いつものスニーカーでコーディネートを

「たまにはみんなで会って息抜きかねておいしいランチしよう!」

と誘い合い、それぞれの都合のつく日の候補を出し合って決める日時と場所。そうやって集まる日のなんと楽しみなことか。仕切ってくれる友に感謝しながらも着ていく服を鼻歌で考える。

『70歳一人暮らし、ふだん着おしゃれが日々の杖』(著:本田葉子/幻冬舎)

膝痛持ちゆえ履きやすいいつものスニーカー、冷えそうなのでパンツの重ね着に、と情けない着こなしを情けなく見えないようにコーディネートを考える。

集まる他の人もきっと同じココロと思うわ。作ってもらったアクセサリーをつけたり、お土産でいただいた布袋を持ったりと、話のきっかけになりそうなグッズを思いついたら身につける。

以前に吐露し合った内容や流れてきたウワサなどは、それぞれ心得て深掘りなどしない。どうしようもないほど煮詰まっている事柄も、最後のところは笑いに変える術を持てる年代の我々である。