TOKYO FM『TOKYO SPEAKEASY』のスタジオで再会したIMALUさんと青木さん(撮影:本社編集部)

犬が懐く人、懐かない人

IMALU 元旦那さんは、育ってきた環境ゆえに受け入れられなかったんですね。私は20年犬を飼っていて、愛犬が心を開く男性じゃないとおつき合いできないって思いますね。犬に嫌われる人ってどこかが壊れてるんじゃないかと疑ってしまいます。

青木 あはは、全面的に同意すると、元旦那さんの悪口になっちゃうので言えませんけど(笑)わかります。バルーちゃんが懐く人と懐かない人がいましたか?

IMALU バルーよりも、昔に飼っていたルルという子がいて、そのルルが何人か嫌う人がいました。結局その人たちは、何かしらある人たちだったんですよ。嘘をつくとか(笑)。

青木 動物たちって、何かがわかるよね。

IMALU 犬は純粋で、心が広いし、なんでも受け入れてくれる存在ですけどね。

青木 そう、そういう存在に受け入れられない人は、自分でもつらいのかもしれない。動物保護の活動をしていると、多頭飼い崩壊とか、虐待にあたる環境で飼われている動物を引き取りに行くことがある。そんな時、決して動物が嫌いでそうしたわけではないというのが伝わってくるんです。「自分の状況が改善したら必ず引き取りに行きます」って涙を流す方もいる。そういう姿を見ると、一概に責められないなと思ってしまいます。

IMALU アメリカの著名なドッグトレーナーの人はまず飼い主からトレーニングするって聞きました。結局はそれが近道なんじゃないかって思います。

青木 私がNPOで教わったのは、動物に癒してもらうんじゃなくて、動物を癒す存在になるということです。人間のストレスが動物たちに回されるってことが、すごくよくある。私が立ち上げた「犬と猫と私たちの人生の楽しみ方」っていう団体は、動物に関するさまざまな活動をしている人がたくさんいます。今のところバラバラだから、その人たちを結びつけるようになりたいと思っています。

IMALU 機会があれば私も参加したいです。

青木 ぜひお願いします。そんな私がバルーに吠えられたらどうしよう? ってビクビクしますけど。

IMALU そんなはずないですよ!(笑)犬も猫も飼っていて、毎日どんな感じですか? 話しかけてますか?

青木 家にいる時は、誰かに常に話しかけてますね。でも老犬は耳が遠いし、猫は自分の好きな時しか寄ってこないし、娘はうるさがって聞き流してる。だから誰も聞いてくれてなくて、一人で喋ってます(笑)。私は子どもの頃から犬も猫も飼っていたのだけど、「飼って飼って!」ってお願いしてお家に迎えたのに、結局母に全部面倒見させていたことには後悔があったなぁ。

IMALU 私も飼っていた犬にもっとこうしてあげれば良かったっていう後悔、ものすごくたくさんありますね。その罪を償うためじゃないですけど、その子にしてあげられなかったことを、他の動物にでもお返ししたいっていう気持ちもあって、シェルターでのお手伝いに行くようになりましたね。

青木 そういう気持ちあるなぁ。