『料理家 村上祥子式 78歳のひとり暮らし』村上祥子・著 集英社

電子レンジ調理の4つのコツ

(1)加熱時間は重さで決まる

食材の種類や切り方と加熱時間は無関係。「100gあたり、600Wで2分」と覚えて

(2)使ったらすぐ掃除をしよう

庫内に飛び散った調味料が残っていると、その塩分に電磁波が集まり加熱時間がよけいにかかる

(3)平らな耐熱皿を1枚敷く

ターンテーブルの有無にかかわらず、容器の下に耐熱皿を1枚敷くと加熱ムラが起きにくい

(4)耐熱ガラス製メジャーカップが便利耐熱ボウルのかわりに

メジャーカップを使うと、計量の手間いらず。持ち手があれば取り出しやすい

 

出汁はとらなくても味噌汁は食べられる

私が食材の買い出しに行くのは、日曜日。1週間分ではなく、だいたい5日分くらいを買います。それでも6日目にある程度の食材は残るもので、鍋などをして冷蔵庫はすっからかんに。中身を出しきり、冷蔵庫を掃除してから買い出しに行きます。

買ってきた野菜は、肉や魚などのタンパク質食材と組み合わせてフリージングバッグに入れます。割合は、野菜100gに対してタンパク質食材50g。平日の朝晩のおかず用に10袋つくって、冷凍します。このパックを使えば、1人分の味噌汁や煮物など栄養バランスのいいメニューが簡単にできるのです。

真面目な方ほど「味噌汁は出汁からとらなきゃ」といった思い込みに縛られがち。でも、出汁をとるのが面倒で味噌汁を食べるのをやめていたら、本末転倒ですよね。顆粒出汁だって分量どおりに入れれば十分おいしいんです。

市販のお惣菜も、大いに利用しましょう。スーパーやコンビニの副菜を調べてみると、1パック50g。火を通す前の生野菜なら70g相当、と計算されてできています。1日5パック食べれば、農林水産省と厚生労働省が推奨する1日あたりの野菜摂取量350gを摂ることができるのです。

味の濃さが気になるなら、水を大さじ1杯かけて、電子レンジで1分チンすればOK。水に調味料が溶け出しますから、そのまま流してしまいます。また、皿にキャベツ100gをちぎってのせ、上に買ってきた八宝菜をパックごとひっくり返す。惣菜の入っていた容器は、電子レンジに対応しているのでラップ代わりになるのです。こうすれば塩分がちょうどいい濃さになり、野菜も摂ることができます。

食べることをおろそかにしないためにも、使える便利なものはなんでも使って、工夫しながら生活していただきたいと思います。