最高の24人のメンバーで、決戦の地・福島へ

一番気の毒だったのは、我々と柳田の間で板挟みになった、チームのトレーナーでした。

故障が悪化した時の責任を彼に負わせてしまうわけにはいきません。様々なことを考えて、総合的な判断をしました。

24日は楽天、25日は巨人と強化試合がありました。柳田は巨人戦のみ出場。6番センターで先発してタイムリーも打つなど、3打数1安打1打点でした。合宿前は1番、もしくは中軸を考えていましたが、負担軽減のため6番あたりに置こうという構想も練り始めました。結果的に、柳田を6番に入れた打線が、本番でとても機能したのです。

24人を決めるまでにも色々ありましたし、直前合宿に入ってからもすんなりとはいきませんでした。その中で最終的にそろった最高の24人のメンバーで、26日、決戦の地・福島に入りました。