自宅で料理をする青木さん(写真提供◎青木さん 以下すべて)

 

青木さやかさんの連載「49歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、49歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。今回は「毎日のルーティン」です。

前回「青木さやか「罹ってみてわかった〈コロナ=風邪ではない〉ということ。闘病中ダントツでわたしを助けてくれたのは〈人との繋がり〉だった」」はこちら

毎日のルーティン

わたしの朝は早い。6時前に起きる。ほとんどカーテンをしめないので自然光で起きる。

クティとシティ(2匹の保護猫共に5歳)が、「やっと起きましたか」と言わんばかりに伸びをしながら近づいてきて、髪を噛んだり胸の上に乗っかってきたりしながら「ごはんを出しなさい」と言う。出すまで髪を噛みニャーニャーと言い続ける。

はいはい、とごはんを出すと「またこれか」と一瞥をくれてから、仕方なく食べ始める。「かつおぶしをくれないか」とシティ(白いネコ)がわたしを目で追うが見て見ぬふり。猫のトイレの掃除をする。後で猫砂を買いにいかねば。

8月も終わりに近づき、クーラーをいれずに眠れるようになった。網戸越しにミンミン蝉の声が聞こえてくる。ジリジリジリ、と最後の声を振り絞っているようだ。夏の終わり。

気がつくと、娘の部屋で寝ているオッポ(犬)もリビングに来ていた。18歳になろうかとしているオッポは仔犬の頃から芋が好き。今朝はじゃがいもを茹でる。それと硬いごはんを混ぜてあげると勢いよく食べ始める。水を新しくする。オムツをかえる。