上半身の筋肉をほぐして正しい姿勢を取り戻すのが小顔への近道です(写真:『10秒で実感!自分史上最高の小顔になる 魔法の顔ほぐし』より)
コロナ禍のマスク生活で口を動かす頻度が減り、疲れやストレスもあって、顔全体の筋肉が凝り固まり、カチカチになっている人が増えています。この凝りが、顔が大きく、ゆがんで見えてしまう原因となっていると話すのは、エイジングデザイナーの村木宏衣さん。

そこで村木さんが提案するのが、自分の手で行えるごく簡単なほぐしケアで、誰もが『小顔』になれるメソッド。その中から今回は、「シャープなフェイスラインの首長美人に変身!《首周りの筋肉ほぐし》」を紹介します。

上半身のケアって、実は顔にとって大切なんです

日常では、体の前側を使って動作をすることがほとんどです。手の指もメインに使うのは親指と人差し指。すると腕が内側にねじれて肩が中に入り、猫背の状態に。

その結果として顔が前に引っ張られて下がり、くいしばりも強くなって顔が大きくなる原因=ゆがみ・たるみ・むくみを引き起こします。

猫背になると胸が縮まって呼吸がしづらくなったり、背中も凝って固まって……という悪循環に。上半身の筋肉をほぐして正しい姿勢を取り戻すのが小顔への近道です。

 

上半身のコリをほぐすと小顔に一歩近づきます!

●肋骨が硬くなって呼吸がしづらく(イラスト:『10秒で実感!自分史上最高の小顔になる 魔法の顔ほぐし』より)
巻き肩で胸を縮める姿勢を続けていると、肋骨が硬くなって呼吸がしづらくなる。
さらに顔も下に引っ張られて大きくなる、という負のループに。

 

●脇の下の腋窩リンパ節(イラスト:『10秒で実感!自分史上最高の小顔になる 魔法の顔ほぐし』より)
脇の下には腋窩(えきか)リンパ節があり、ここを刺激すると腕や肩周りの老廃物の流れがよくなる。
するとコリもほぐれて正しい姿勢がとりやすくなっていく。

 

●胸鎖乳突筋が硬いと猫背になりやすい(イラスト:『10秒で実感!自分史上最高の小顔になる 魔法の顔ほぐし』より)
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は後頭部から鎖骨にかけてつながっている筋肉。
ここが硬いと猫背になりやすく、首コリや肩コリ、むくみにもつながるので、しっかりほぐして。