今この瞬間から未来を描くことはできる

ここで私は「死後の世界」を語るつもりはありませんが、どんな瞬間も通過点であり、次に何をするかを考え、ワクワクしながら生きていくことはとても大事だと思っています。

作家であり、元東京都知事の石原慎太郎さんは最期の瞬間まで小説を書いていたといいます。

新しい作品を書くことを常にイメージし、未来を想像し、希望を持って生きていたのだと思います。

あのくらいの方ですから「自分の最期が近いこと」は知っていたと思います。なんなら、誰よりも自分が一番よく知っていたのではないでしょうか。

でも、そのときに「終わりに向かって、ふさぎ込んで生きる」のか、「常に今を通過点だと思い、未来に向かって生きる」のかでは大きな違いがあります。

どんな状況でも、今この瞬間から未来を描くことはできます。もしかしたら、人生を前向きに生きる、もっとも大切な「リセットの意識」かもしれません。

※本稿は、『リセットの習慣』(日経BP 日本経済新聞出版)の一部を再編集したものです。


リセットの習慣』(著:小林弘幸/日経BP 日本経済新聞出版)

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