あらゆる動きを「ゆっくり」にする

イライラしているときや忙しいとき、人の動きは速く、雑になっていきます。

職場で周囲を見渡してみると一目瞭然で、イライラしている人はキーボードをものすごいスピードで叩いていたり、エンターキーを大きな音を立てて乱暴に叩いていたりするでしょう。

職場で周囲を見渡してみると、イライラしている人はキーボードをものすごいスピードで叩いていたり、エンターキーを大きな音を立てて乱暴に叩いていたりする(写真提供:Photo AC)

それだけでなく、忙しい人ほど外から帰ってくると、自分の机に乱暴に荷物を置いたり、勢いよくイスに座ったりするものです。

紛れもなく自律神経が乱れている状態です。

ただ、自律神経が乱れること自体は誰にでも起こることなので仕方がありません。

問題は、こうした人たちの動きが必要以上に速くなったり、乱暴になったりすることで、さらに自律神経のバランスを崩し、コンディションを悪化させている点です。

イライラしたり、忙しいときほど、すべての動きをゆっくりにする。

極端なくらい、ゆっくり、丁寧にする。そんな意識を持ってみてください。