なかはらさんは、つつましくも贅沢に暮らすヒントとして「無理して人づきあいをする必要はない」と言いますが――(写真:『68歳、つつましくも贅沢な暮らし:年金3万+α、好きな場所で好きに生きる』より)
昨今、物価やエネルギー価格が上昇して生活費がかさむ中で、なかなか贅沢することができず、お金の不安も尽きませんよね。衣食住について、八ヶ岳で「つつましくも贅沢に暮らす」を実践しているのは、織物&染物作家でYouTuberとしても活躍する、なかはらけい子さん。なかはらさんは、そのヒントとして「無理して人づきあいをする必要はない」と言いますが――。

無理して人づきあいをする必要はない

私は小さい頃から、友達がほとんどいません。

どの程度の人数で友達の数の多さが決まるのかわかりませんが、小学校に入るまでは、近所の子たちと束になって遊んでいたように思います。

小学校の頃も近所の子と遊びつつ、学校で知り合った子の家にも行っていたから、いないようでいたのかもしれません。

時がたちまして、今の話ですが、ほどほどの距離に隣近所はあります。

出会えば、挨拶はしますが、それだけです。

私の日常は、ほとんど1人作業になります。

しかも、敷地から出ない日が多いので、人とも話しません、人と会えば、かなりおしゃべりします。

こんなおしゃべりな人間が、毎日1人で黙っていられるのか、と不思議に思う人もいるかもしれませんが、私は人と会わなくても、まったく構いません。

さみしくもありません。

ただ、独り言はぼちぼちいっているように思います。

とにかくやることがたくさんあるので、外出しないでたくさんのことをこなしたいと思っています。