真田幸村、直江兼続…。史料上での名前は?
ぼくたちがよく知る名前と、実際に史料に出てくる名前が異なる。歴史上の人物には、そうしたことがたまにあります。
まずは、なんといっても真田幸村。
「幸村」の名は江戸時代に広く一般に知られましたが、史料上の名は「信繁」。大河ドラマ『真田丸』が後者を用いたのは、記憶に新しいところです。
それから石田三成の家老の島左近。彼の名はかつては「勝猛」で通っていましたが、いまは史料上の「清興」が定着しています。
ちょっと性格は異なりますが、「愛の兜」の直江山城守の名も要注意。彼が「兼続」であることは間違っていないのですが、48歳の時に改名し、60歳で没するまで「重光」を名乗っていたのです。
でも直江重光、なんてピンときませんね。大河ドラマ『天地人』には、こちらの名前は登場しなかったように記憶しています(間違っていたらスミマセン)。