南さん「自己紹介が印象的な人の好感度は極めて高いはず」だそうで――(写真提供:Photo AC)
認知症の予防や、健康寿命を延ばすためには、社会とのつながりを維持することが大切です。「同じ話を何度も繰り返す」「昔の自慢話ばかり」といった理由で、知らないうちに周囲に煙たがられている人もいることでしょう。「老けないための話し方のコツを教えます」と語るのは、元テレビ朝日アナウンサーで、話し方のプロである南美希子さん。その南さん「自己紹介が印象的な人の好感度は極めて高いはず」だそうで――。

一生使える自己紹介のひな型を作っておこう

一生のうちに自己紹介をする機会は何回も巡ってきます。

学生から社会人になり、役職が変わったり、転職をしたり、また私生活では結婚、出産があったりと、社会的な立場や環境は年齢とともに変化していきます。

しかし、姓名・出生地・出身校など一生不変の部分も多くあります。

自己紹介はまずひな型を作っておくことをお勧めします。

自己紹介が印象的な人の好感度は極めて高いはずです。

まず最初に述べるのは氏名です。皆に名前を覚えてもらう工夫をしましょう。

「伊藤隆です」「高橋恵美子です」と言っても、その場では覚えやすい名前だと思われても比較的ポピュラーな名前ほど忘れやすいものです。