人生の絶頂期はあとのほうがいい
著名なスポーツ選手の現役引退後は、また違った喜びや幸せをもたらす何かがあるとは思いますが、絶頂期の華やかな時期に感じた喜びを、引退後、同じように得ることはなかなか難しいのではないでしょうか。
「あのころがオレの絶頂期だった」と、すでに人生が終わってしまったかのようなことを言う人がいますが、どんな人であっても結局、人生のゴールを迎えるその日までは人生の華、人生の絶頂期は、なるべく後ろにもっていったほうが、その分だけ幸せが長続きすると思いませんか。
もちろん若いころは違います。わたしは、20代のうちに映画監督デビューしたい、30代では100万部の本を出したいと思っていましたが、いずれも実現できませんでした。
しかし、いまとなってみれば、それを悔やむというよりも遅咲きであればあるほど、幸せを強く感じてきているように思います。