夜中にトイレに起きるときは転倒事故に注意

夜間頻尿で夜中にトイレに起きる際は転倒に注意しましょう。高齢者では転倒による骨折やけがのリスクが高いからです。

トイレに起きるときは明かりをつけて足元を照らし、段差や階段などで転ばないようにしましょう。

手すりや段差解消のスロープを設置する、寝室にポータブルトイレを備えることも検討します。

就寝時だけでも尿取りパッドなどを使用すれば多少漏れても安心。尿意に気づいてもあわててトイレに駆け込まずにすみます。

※本稿は、『名医が答える! 不眠 睡眠障害 治療大全』(講談社)の一部を再編集したものです。


名医が答える! 不眠 睡眠障害 治療大全』(監:井上雄一/講談社)

本書ではQ&A方式で睡眠に関するさまざまな悩みや疑問にお答えしながら、睡眠の重要性と、眠りの質・量を改善する方法を解説しています。睡眠のメカニズムをはじめ、不眠症を含む睡眠障害とはいったいどういう病気なのか、理解が深まります。