全身が美容液に浸かっているみたい

おすすめは新宿から特急電車「あずさ」に乗って、甲府でレンタカーを借りて、車で県内を湯めぐりする旅行。

1泊2日であれば、甲府にとどまって温泉銭湯に浸かるだけでも十分楽しいですよ。

『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(著:永井千晴/幻冬舎)

最推しは、2020年3月から宿泊業務を終了してしまった「奈良田温泉 白根館」。

私にとっては、10本の指に入る圧倒的な温泉です。

よく「全身が美容液に浸かっているみたい」と温泉を表現しますが、まさにそれ。奈良田温泉のためにある表現だと思います。

浴感はとろとろというかもう、ねばねば。硫黄のにおいたっぷり、源泉ドッパドパです。

「七変化の湯」と呼ばれている通り、昼と夜でなんとなく肌触りが変わったり、色が違ったりしていて飽きません。

ゴハンもおいしくて大好きだったなあ。日帰り入浴でもぜひです。

「増富ラジウム温泉 不老閣」も個性的でした。

日帰り入浴で訪れたのですが、すんごいサイコーなラジウム温泉(放射能泉の一種。)です。

湯温は30〜36度でぬるめ、パキパキ鉄分たっぷりの温泉がとにかくパワフル。炭酸もあってピリッピリします。

すごくぬるいのに、ちょっと浸かっただけでも湯船から出た瞬間じゅわっと肌が熱くなるような、不思議な霊泉でした。