歌手、俳優の美輪明宏さんがみなさんの心を照らす、とっておきのメッセージと書をお贈りする『婦人公論』に好評連載中「美輪明宏のごきげんレッスン」。1月号の書は「何とかなるさ」です。

年に一度、がんばった自分に感謝を

光陰矢の如し。この一年、いいことも悪いこともあったことと思います。以前もお伝えしたように、年に一度くらいは、がんばった自分に感謝をしてあげてください。

私自身は、可もなく不可もなく、といった一年でした。2019年に軽い脳梗塞を患い、その前からびまん性汎細気管支炎という指定難病の疾患も抱えています。一時だいぶよくなっていたのですが、5年ほど前からまた少し悪くなり、呼吸するとヒューヒュー、ピーピーと音が出ることもあります。

でも、老いると肉体が衰えていくのは自然の理(ことわり)。90歳にもなれば、何かしら体調に問題があるのは仕方のないことだと達観しているので、必要以上に不安になったりはしません。「そんなこともある」「何とかなるさ」という気持ちでいます。