ニューレディ、経済愛好家としてテレビやラジオなどで活躍する肉乃小路ニクヨさん。その知的な語り口と温かい人柄が支持され、対談依頼が増加。今では「対話おばさん」と自称することも。人見知りで、コミュニケーションが下手だったニクヨさんが、どのように「対話力」を磨いてきたのか。著書『育つ、育てる。対話力 話し下手が強みになるニクヨ式会話術』より、一部を抜粋して紹介します。
対話は場数。対話サンプルを充実させる
私も電話接客のコミュニケーション研修やスクリプトだけで、一気に会話のノウハウや学びを得たのではありません。どうやって獲得していったのかというと、一件一件、コミュニケーションの実践を積み重ねるしかありませんでした。
一つ一つ、コミュニケーションが終わるたびに「もう一人の自分」と反省会を行い、意味付けや分類を行い、「他者との対話」のデータベースを増やしていき、次のコミュニケーションに役立てるという繰り返しをひたすら行ったのです。
時にお客様に怒られながら、時にSV(スーパーバイザー=コールセンターの管理者)に怒られながら。改善をはかり、データベースを増やし続けて、実績を積み重ねていきました。
最初の頃は心が折れそうになったこともありました。いや、正確に言うと何回か心が折れました。