「母が進行性の病とわかったのは2007年。体調が悪いというので、一緒に病院を訪れたのがきっかけでした」(撮影:川上尚見)
朝の情報番組でお馴染みの駒村多恵さんは、仕事を続けながら、自宅でお母様を介護しています。「持続可能」をテーマに、両立を模索してきた日々を聞きました。(構成:菊池亜希子 撮影:川上尚見)

「知ること」で不安が解消される

母の介護を始めて19年になります。娘の義務感で続けているわけではなく、やれるところまでやってみよう! と始めたら、案外、何とかなっているという感じです。

25年前に父が他界して以降、私は母と二人暮らし。洋服やアクセサリーが好きでお洒落な母に、撮影の日はいつもコーディネートを相談していました。アイテムを借りることも多く、今日も、このシャツとイヤリングは母のものなんですよ。

そんな母が進行性の病とわかったのは2007年。体調が悪いというので、一緒に病院を訪れたのがきっかけでした。医師からは「いずれ介護が必要になるけれど、今はまだ大丈夫」と。ですから、急に介護が始まったわけでなく、心の準備をする時間はあったように思います。

体を動かすことが進行を遅らせると聞いたので、公的機関が開催する体操教室など、楽しく体を動かせるアクティビティを探して、片っ端から申し込みました。母も楽しく通っていましたよ。行った先々で友達ができて、ときにはお茶して帰ってくることもありました。