最近、鏡を見るたびに「なんとなく以前と違うな…」と、年齢による変化を感じはじめている方もいらっしゃるのではないでしょうか。血管の専門医である池谷医院院長・池谷敏郎先生は「体を劇的に変えるのは『毎日の食事と習慣』」と語ります。そこで今回は池谷先生の著書『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』より一部を抜粋し、「元気な心と若々しい体が手に入る、究極の若返りメソッド」をお届けします。
実践! 内臓脂肪対策 朝食を制すものは脂肪を制す
「朝はしっかり食べないと、お昼まで体がもたない」
あなたがそう信じて毎朝トーストやご飯をしっかり食べているとしたら、それこそが「内臓脂肪が増える原因」であり、結果、血管を老化させる最大の悪習慣になっているのかもしれません。
何が言いたいのかというと――1日を通して食べ過ぎを防ぎ、内臓脂肪を増やさないための鉄則は「血糖値を上げない朝食にする」ということです。
「朝しっかり食べないと体が持たない」という感覚は、実はエネルギー切れではありません。朝から糖質をとりすぎて急激に上がった血糖値が、インスリンの働きで急降下する際に感じる「ニセの空腹感」なのです。
つまり、「量が足りないからおなかがすく」のではなく、「糖質を食べ過ぎるから、もっとおなかがすく」というのが医学的な真実。
朝からアクセルを全開にして血糖値スパイクを起こしてしまうと、その反動で昼前に猛烈な食欲に襲われ、ランチもドカ食いしてしまう。これが、内臓脂肪をため込む「負の連鎖」の正体です。
<『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』より>
逆に、朝食をあえて控えめにし、血糖値を上げない内容に変えてみてください。血糖値の波が穏やかになるため、お昼になっても飢餓感のような強い空腹を感じなくなります。その結果、ランチも腹八分目で満足でき、午後の眠気も起きない。さらにその安定が夕方まで続くため、夕食も食べ過ぎずに済む。
こんなかたちで、「朝を制する」だけで、1日を通して食欲をコントロールできる「正の連鎖」が生まれるのです。