長年続けている習慣のおかげで、足腰の痛みや冷えとは無縁という由美かおるさん。呼吸法や食事メニューなど、心身の健康のために行っている日頃の習慣をきいた(構成=上田恵子)
50代の終わりにアコーディオンに惚れ込んで
私は朝目覚めると、30分ほど西野流呼吸法を行って、それから朝食をいただきます。
その後、いま夢中になっているアコーディオンのレッスンをして、外で仕事が入っている時は現場へ。そうでない時は長めにレッスンをしたのち、事務所に向かい、西野塾で、コロナ禍でも熱心に稽古に通われている皆さんに呼吸法の指導をしています。帰宅したら夕食を済ませ、一日の最後にまた呼吸法を行ってぐっすり寝ます。
アコーディオンは50代の終わり頃から始めました。ドラマ『水戸黄門』を卒業し、パリを訪ねた際、街角でアコーディオンを弾く女性を見かけました。「なんて格好いいんだろう! そういえば私もやったことがあったっけ」と思い出したのがきっかけです。小学4年生の時に1年間だけ習っていたことがあります。
とはいえ、始めた頃は「なぜこんな難しい楽器にほれ込んでしまったのかしら」と思いました。右手で鍵盤を弾き、左手でボタンを押し、ジャバラを開閉しながら音を出して、歌う。この4つを同時に行わねばなりませんし、重さも大きいものだと15kgくらいありますから。