言葉を磨くことは、感性を磨くこと――。〈心を磨く〉暮らしのコツをまとめたベストセラー『感性のある人が習慣にしていること』の著者、陶芸家SHOWKOさんは〈私らしい言葉〉を持つことが、自分の軸を定め、その人の魅力を引き出していく、と語ります。そして、コミュニケーションに必要な言葉として、SHOWKOさんは「ネガティブな感情を相手に上手く伝える方法がある」と言いますが――。
上手な不満の伝え方 ~主語は「私」で
人との関係が深くなると必ず付きまとう問題が、怒りや不満といったネガティブな感情をどう伝えるかということです。
大切な関係、長い関係になるほど、相手の嫌な面が見えてくるのは当然のこと。決しておかしなことではありません。
ネガティブな感情が湧き起こったとき、しばらく離れることができる環境ならば、やがて忘れると割り切って時間に任せることもできます。それでも、時間で解決できないわだかまりはありますし、ずっと燻らせているとある日、暴発しかねません。また、毎日顔を合わすような関係であれば、見て見ぬふりは現実的ではありませんよね。
そこで、対話が必要になります。
攻撃的にならずに、どのようにしてうまく自分の不満を伝えるか。これには、実践しやすいスキルがあります。それは、一人称(主語=自分)で話すこと。