我が家に愛を振りまいてくれたミア

ふさふさの黒い毛皮のサイベリアン、ミアがわが家にやってきたのは、私たちがまさに彼女を必要としていた時期でした。それ以来、家中に愛を振りまいてくれています。

7月のある暑い日、家族全員で車に乗りこみ、ブリーダーのエヴァの家へ向かいました。到着すると夫アンデシュはすぐにベッドルームの床に座りこみ、子猫たち――ミアやそのきょうだいと全力で遊び始めました。わざと目をこすったりもしましたが、アレルギーは出ませんでした。

合意書にサインする約束をして帰りましたが、翌日エヴァから懸念した声で電話がありました。

「後になってアンデシュがアレルギーを発症したらどうするの?」

飼い主を変えるのは子猫にとって辛い経験です。それでも私たちは必死でエヴァを説得しました。

「大丈夫、アレルギーは全然出なかった。世界中の何よりもミアがほしい!」

突然命をかけても叶えたいと思えたのです。