一番つらい日

そんな義母に食べ物を届けた際、ダイニングテーブルに置かれていたメモ書きに、辛い気持ちが綴られていたのをうっかり見てしまった。

倒れた日。一番つらい日。
パパは朝ごはんも機嫌良く食べていたのだが、終わって仕事にとりかかり台所に立ったとき、ふらついてびっくりした。病院へ。それからはよく覚えていない。

(写真提供:Photo AC)

私のことをよく知る友人にこの話をしたら、きっと驚くに違いない。

「え、あのお姑さんがまさか!?」とびっくり仰天のはずだ。

それほど義母は強烈なキャラを持つ人で、過去20年にわたって私と数々のバトルを繰り広げてきた。

そんな人が弱っているなんて、なにより私が一番信じられなかった。