41年間いろいろなことがありました
今年、理事長を退任し、肩にのしかかっていた責任から解放されて少々ほっとしています。本当はもっと早く後進に譲るつもりでしたが、新型コロナの流行などもあり、遅れてしまいました。今は、後に続いてくれる人たちを陰ながら応援する立場です。
41年の間には、いろいろなことがありました。聖火リレーよろしく、毎年、全国大会のときに旗を次の開催地の方々に渡すのですが、東京大会のとき、事務局の人が旗を持っていくのを忘れた、なんてこともありました。開催地が東京だから、油断してしまったのでしょう。慌てて係の人が走って事務所に取りに行きましたが、今になるとすべて笑い話です。
会を続けてきて本当によかったなと思うのは、会員のみならず全国大会に参加してくださった方一人ひとりが「自分の問題」として、自発的に活動してきたことです。私も会員の方たちの活動には、おおいに触発されました。そしてシリアスな問題に取り組んでいるにもかかわらず、WABASの集まりはいつも笑いが絶えませんでした。
2006年全国大会のテーマは、「人生100年、すべての世代に居場所と出番」で、私もつねにそのことを念頭に置いて仕事をしてきました。結果的に、人生100年時代がまさに現実のものとなってきたのです。