子どもにとっていちばんの関心事は?

《Doctor’s VOICE:「大好きだよ」とフォローされない人も多い》

子どもにとっていちばんの関心事は「母親にきらわれないこと」です。

母親にきらわれることは子どもにとって生存の危機を意味します。

母親にしてみればきょうだいを平等に愛することは当たり前でも、子どもはささいなきっかけで「親にきらわれている」と感じ、そこから親の手助けを拒絶する子に変わることもあるのです。

 

※本稿は、『大人の愛着障害:「安心感」と「自己肯定感」を育む方法』(大和出版)の一部を再編集したものです。


大人の愛着障害:「安心感」と「自己肯定感」を育む方法』(著:村上伸治/大和出版)

【大人になっても愛着の形成はできる】

自分のことが嫌い、基本的な安心感に乏しい…。

それは子どもの時に育まれる愛着がうまく形成されなかったから。
普通の人は、そこそこの自己肯定感と他者信頼感を持っているものの、強いストレス状況や逆境では潰れてしまいます。
一方、強固な愛着形成ができていれば潰れることはありません。
十分ではなかった愛着を自ら築き、何があってもグラつかない自分になる法。