御三卿・一橋家の家来だった渋沢栄一
御三卿の経費は幕領より支給され、それぞれ10万石。
しかし御三卿は先述の通り、いずれも独自の城を持たず、江戸城内に与えられた屋敷地に居住しましたので、「国元」という概念がありませんでした。
所領としては、関東と畿内周辺の数か国に分散していましたが、これらの支配はそれぞれの代官所によって行われました。
最後に家臣団。
基本は幕府から出向した幕臣(旗本・御家人)で、幕府の役職に復帰可能な「御付人」(おつけびと)と、出向したきりとなる「御付切」(おつけきり)に分けられました。
また、御三卿が独自に採用した「御抱入」(おかかえいれ)もいたので、都合3種類の家臣がいたことになります。
なお、一万円札の渋沢栄一は一橋家の家来でしたが、一橋慶喜が新規に召し抱えた「御抱入」ということになります。
ただし、彼の場合は特殊で、主人の慶喜が将軍職に就いたために、幕府の直臣にランクアップしています。
![《歴史探訪》本郷和人先生が同行! 平安貴族ゆかりの京都 その2(2日間)](https://fujinkoronmw.ismcdn.jp/common/fujinkoron/images/v1/common/trip_with_hongou_3.jpg)
《歴史探訪》東大・本郷和人先生が同行!続・平安貴族ゆかりの京都(3/15・16)
本サイトで大河ドラマ解説を務める本郷先生とともに、歴史の舞台を巡るツアー企画。好評につき、徳川編、武田編、そして多くのキャンセル待ちが出た平安貴族編、その第二弾の開催が決定いたしました!
![](/mwimgs/c/9/-/img_c931c8a50b79170fbcf72fcd56823ea5231694.jpg)
<魅力あふれる旅のポイント>
●観光地を巡るツアーとは違い「歴史」の知識を深める、大人の為の学び旅です
●歴史学者・東京大学史料編纂所教授 本郷和人先生が同行! 現地を実際に見ながら、詳しい説明を聞き、歴史を体感することができます。
●12月に開催して大反響だったツアー続編!『光る君へ』の興奮冷めやらぬ京都・奈良<平安貴族ゆかりの地>を2日間で巡ります。
・聖武天皇の勅願で開基。重要文化財「阿弥陀如来坐像」を所有する「岩船寺」
・平安時代末期、極楽浄土を夢見る浄土信仰が高まる中で作られた国宝「九体阿弥陀如来像」などを所有する「浄瑠璃寺」
・1001躯の観音像が並ぶ「蓮華王院 三十三間堂」
●この時期だけ!<非公開文化財特別公開>の寺院へ。
・世界遺産「醍醐寺」。「三宝院」にて快慶作・弥勒菩薩坐像(重文)を鑑賞
・世界遺産「東寺」。日本一高い木造塔「五重塔」の内部へ
●2日目の昼食後には本郷先生の座談会も。旅で生まれた疑問に先生が直接答えてくれます。
●離れていても案内が聞こえるイヤホンガイド付きで「密」回避!
●ご宿泊は奈良市内の好立地なホテルへ!
*詳しくは読売旅行のサイトでご確認ください。