(写真提供:Photo AC)
ピアニストであり、「Cateen かてぃん」としてYouTubeでも活躍する角野隼斗さんのドキュメンタリー映画『角野隼斗ドキュメンタリーフィルム 不確かな軌跡』が、2025年2月28日に公開されました。そんな隼斗さんの母・美智子さんは、コンクール入賞者を100名以上輩出したピアノ指導者です。そこで今回は、美智子さんの著書『「好き」が「才能」を飛躍させる 子どもの伸ばし方』から、美智子さん流・子育てメソッドを一部ご紹介します。

音の感性を育む「音遊び」

私自身がピアノ指導者ということもあり、聴覚を刺激する「音遊び」は特にいろいろなことを実践してきました。

子どもが小学校にあがる前から、毎週1、2回は図書館へ連れて行っていたのですが、借りていたのは本ばかりではありません。図書館にはCDもたくさんあります。

「日本の童謡」や「世界の童謡」といった曲集は、ただ聴くだけでももちろん良いのですが、ぜひ親子で一緒に歌って下さい。

歌を覚えてきたら、ランダム再生してイントロクイズをします。この時、親も競争相手として参加しましょう。音に対する集中力や記憶力を高めることにつながります。