「延命治療」について、細かく伝えることが大切

病院医療的には「延命治療」とは、患者がほんとうに危ういとき、いや死んでから行われる最後の心臓マッサージ、人工呼吸などを指すことが多いようです。

高齢の方は、「延命治療をしないでね」と子どもに伝えておいたりします。

しかし子どもに言い残すならば、「心臓マッサージはしない」「胃ろうはしない」など細かく言い残したほうがよいでしょう。さらに言えば、書き残しておくべきだと僕は思います。

ただ書き残したとしても、ほんとうに「延命治療」をしない家族は、僕のこれまでの経験だと全体の3%くらいしかいません。

書き残して、子どもたちもサインまでしているのに、その書類は死んでから出してくることがほとんどです。

いざとなると、やはり家族は治療してほしくなるのでしょう。