生協の荷物の受け取り方

そして別の日、学んだことが、さらにもうひとつ。貨物船のコンテナからの、生協の荷物の受け取り方がわかった。

生協に加入して、荷物を届けてもらうのだが、それをグループごとにやっているから、毎週グループから一人、港に行ってコンテナから全員分の注文品を持ってくる。

言えば簡単なことだが、最初は貨物船がどこに着くのか、コンテナはどこに置かれているのか、そしてどうやってそこにアクセスするのか、どれが自分たちの荷物だと認識するのか、皆目わからないので、一から学ばなければならない。当たり前だ。

住んでいる竹富島に日常的な買い物のできるお店はない。

缶詰とか塩、しょう油など、開いていれば売っている小さなお店はないわけではないが、ここが、また、開いているかどうかは、その日の都合次第のようで、いつお店が開くかは、お店をやっている方にしかわからないので、頼りにすることは難しい。

 

初めての一人暮らしに挑む三砂さん『竹富島に移住して見つけた人生で大切なこと』より