松下電器創業者の松下幸之助は……

経営の神様といわれる松下電器(現パナソニック)創業者の松下幸之助は、子どもの頃から病弱で、体力に自信がなかったからこそ、「いかに仕事を人に任せて、組織で力を発揮できるか」を考えるようになったといいます。

自分が思うように働けないことをポジティブに捉えて、人の才能を信じて活かす「人材活用の経営理念」につながったのです。

松下幸之助は病弱で体力に自信がない社員に対して、自らの体験を通して、こんな励ましの言葉を贈っています。

「病弱は、そんなに心配しなくてもいい。自分の体の程度に応じて働いたらいい。しかし、何か工夫を凝らして働く必要がある」

この言葉は、『体力がない人の仕事の戦略』のテーマである「体力がない人の仕事の戦略」の核心を突いていると考えています。

「体力がないことは、そんなに心配しなくていい」→「自分の体の程度に応じて仕事をしたらいい」→「ただし、何か工夫を凝らす必要がある」……。

松下幸之助が指摘する「何か工夫を凝らして働く」という言葉の意味を、私は、「今よりラクな方法を探す」ことだと解釈しています。

体力がないことを心配するのではなく、今よりラクな方法を探すことが、自分の悩みや不安を解消するだけでなく、仕事で成果を出し続けるための一番の近道となるのです。

※本稿は、『体力がない人の仕事の戦略』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。

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体力がない人の仕事の戦略』(著:和田秀樹/クロスメディア・パブリッシング)

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