しつこい痰で困っていませんか?上手な痰の出し方
痰を出すこと(排痰)には大変な労力が必要になります。 少しでも「楽に」 「効率よく」痰を出せるように練習しましょう。複十字病院 リハビリテーション科 科長 髻谷(たぶさだに) 満 先生に痰の出し方をお聞きしました。
【1】深呼吸
・息を鼻から吸って口からゆっくりと最後まで吐き出します
・5回程度繰り返します
【2】ハフィング
・腕を組むようにして脇腹に手のひらを当てます
・口を開いて声を出さずに「ハッ!ハッ!ハッ!」と3~5回、 強く速く息を吐き出します
・息を吐き出すタイミングで脇をしめて、前腕と手のひらでお腹を圧迫します
【3】咳
・ハフィングのあと、咳をして痰を出します
・咳は3回程度にとどめます
●痰を出すためのポイント
・痰を出す前に少量の水を飲みます。痰が柔らかくなり、出しやすくなります。
・【1】~【3】を繰り返して痰を出します。痰を出す時間は20分程度にとどめましょう。
・痰がある部位を口元より上にした姿勢になり、【1】~【3】を繰り返すと痰が出やすくなることがあります。痰がある部位は主治医に確認してください。
・痰が出やすいタイミングに効率よく出しましょう。1日に2~3回痰を出しましょう。
(●朝起きたとき●食事のあと〈食後すぐの排痰は避けてください〉●歯を磨いたあとなど)
・【1】~【3】を繰り返して痰を出します。痰を出す時間は20分程度にとどめましょう。
・痰がある部位を口元より上にした姿勢になり、【1】~【3】を繰り返すと痰が出やすくなることがあります。痰がある部位は主治医に確認してください。
・痰が出やすいタイミングに効率よく出しましょう。1日に2~3回痰を出しましょう。
(●朝起きたとき●食事のあと〈食後すぐの排痰は避けてください〉●歯を磨いたあとなど)