現役時代と同じように食べていたら…

(写真:stock.adobe.com)

しかし、実際に腹八分目で留めるのは、なかなか難しいもの。

現役時代には多くのシニアが、朝食は出勤前の7時前後、昼食は12~13時前後、そして夕食は早い人なら19時頃という食生活を送っていたでしょう。

リタイア後は時間に追われる生活から解放されているはずですが、長年の習慣はそうそう抜けないもので、「若い頃よりもお腹はすかなくなったが、7時に朝食、12時に昼食という習慣はくずせない」というシニアが多いのではないでしょうか。

しかし、老後は基礎代謝量は減りますから、現役時代と同じように食べていたら間違いなく太ります。

「ごはんのおかわりを控える」「もうちょっと食べたいところで我慢する」のが健康の秘訣。腹八分目どころか、腹六分目でもちょうどいいくらいです。

とくに気をつけたいのが夕食で、就寝の3時間前までにはすませておきたいもの。食後すぐに眠ってしまうと、体内に蓄積されるエネルギーが多くなり、肥満の原因になります。

やむを得ず夕食が遅い時間になってしまった場合は、野菜中心のスープや雑炊のように、消化がよくカロリーが低めのものを食べるようにしてください。
 

【関連記事】
医師・保坂隆「腸内で異常発酵した便から出る有害な物質は、全身に悪影響を及ぼす。便通をよくするためには朝起きたらまず…」
医師・保坂隆「肉を食べることが禁止されていた江戸時代の平均寿命は<40歳>。肉をあまり食べない人は食べる人より3倍も…」
医師・保坂隆 私たちの免疫力をむしばむ「活性酸素」はなんと毎日10リットルも発生していた…その除去に役立つ<身近な飲み物>とは?

 

保坂隆さんの連載「人生を楽しむ ほどほど老後術」一覧