(2)普段から「最小限の行動」を続ける

物事って0から1に持って行くときが一番大変なのです。一方で1から2は案外動きやすい。完全に「ゼロ」の状態、つまり何もせず、誰とも関わらない生活を長期間続けると、いざ動きたいと思ったときに、始動しにくくなります。面倒くさいときでも「最小限の行動」を続けることが、大切です。

この「最小限の行動」とは、日常生活の中で無理なくできる小さな習慣のことです。たとえば、毎朝の散歩、軽い挨拶、簡単な家事、あるいは仕事の最低限のタスクをこなすこと。こうした小さな行動は、エンジンをアイドリング状態に保つようなものです。

私は犬を飼っているのですが、一日2回散歩を続けることで、何もない日や面倒に感じる日も、そこそこ活力を保てているように思います。また、スポーツジムに通う習慣があるので、たとえ「今日は運動する気分じゃない」と思っても、風呂だけでもと思ってジムに行ってしまいます。10%でも20%でもいいから、日常の中で小さな動きを続けることが、大切なのです。

「すべて面倒くさい、誰にも会いたくない」と感じるときは、自分の心と体の声に耳を傾ける。しかし、完全に停止はしない。そのバランスを取るのが、一番の処方箋ということになります。具体的には「すべて面倒くさい、誰にも会いたくない」という気持ちを受け入れ、同時に、日常生活の中で小さな行動を続けることで、心と体のエンジンを温めておく。これでだいぶ過ごしやすくなると思います。

※本稿は、『精神科医Tomyがやっているほぐれる休み方』(大和書房)の一部を再編集したものです。

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精神科医Tomyがやっているほぐれる休み方』(著:精神科医Tomy/大和書房)

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