「老けない・ボケない脳」へ

とはいえ、長年夫婦でいればいるほど、“普通の会話”が少ないことは珍しくありません。そこで私は、まず「聞くこと」から始めるよう勧めています。

「これまで仕事ばかりで、あなたの話をちゃんと聞いていなかった。いまは時間があるから、聞かせてほしい」

こう下手に出るのです。プライドは、いったんは横に置きましょう。

とりわけ女性相手の会話では、まず「傾聴」が基本です。

相手の話を聞き、自分の話もする。そして、もしあなたの話がつまらなければ、パートナーは遠慮なく「そのエピソード、面白くない」と言うでしょう。これこそが最高のフィードバックです。身内だからこそ忖度がない。だから、会話の練習相手としては理想なのです。

もっとも、四六時中一緒にいるとストレスになる夫婦も多いはず。

そこで私は、「つかず離れず婚」を提唱しています。食事も買い物も別行動。その代わり週に一度、互いに興味がある話をする。少し距離を置くだけで、会話は新鮮になります。

ですから、今日からぜひ、次の流れにトライしてみてください。

パートナーにひとつ質問してみる。最後までさえぎらずに答えを聞く。そして自分の意見も短く返す。こうして、言葉のラリーを重ねるうちに、会話の楽しさを取り戻したり、あるいは新たな話す面白さを発見したりするでしょう。

と同時に、間違いなくあなたの脳も「老けない・ボケない脳」へと着実に近づいていくはずです。

※本稿は、『これだけでいい!老けない!ボケない!和田式「アウトプット健康法」』(祥伝社)の一部を再編集したものです。

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