血液を作る栄養素を摂ることを意識して

高齢者の貧血は予防が難しい面もありますが、栄養障害によるケースは、規則正しい食事、運動、睡眠といった生活習慣の見直しで、ある程度は改善することができるでしょう。

食事では、血液を作るために必要な鉄分、ビタミンB12、葉酸を含む次の食品をバランスよく摂ることを意識します。

【鉄分】
肉類(レバー、赤身肉)、魚介類(アサリ、カキ、マグロ)、豆類(大豆、レンズ豆)、緑黄色野菜(ホウレン草、小松菜)、海藻類(ヒジキ、海苔)など
【ビタミンB12】
肉類、魚介類、乳製品、卵など
【葉酸】
緑黄色野菜、豆類、レバーなど

消化能力や噛む力が低下している場合は、食べ方にも工夫を。魚をやわらかく煮て汁ごと食べるようにしたり、肉はミンチ状のものやレバーペーストなどを活用しましょう。

カップラーメンやコンビニ食で手軽に済ませる場合も、卵などでたんぱく質を、サラダやひじきの煮物などでミネラル分を補いたいですね。

注意したいのは、飲酒の習慣。アルコールは葉酸の吸収を阻害すると同時に排出を促すため、飲み過ぎは葉酸不足の大きな原因になります。

貧血は軽く捉えられがちですが、不快な症状を放っておけば日々の生活に支障をきたすだけでなく、寝たきりのリスクを高めたり、場合によっては命にかかわる病気を見落としてしまうことにもなりかねません。

症状がなくても半年から1年に1回は健康診断や定期健診を受け、早期発見と早期治療を心がけましょう。

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