まずはデジタル・デトックスで「オンライン脳」から脱却する

まず取り組みたいのが、俗にいわれる「デジタル・デトックス」です。

テレビ(動画を含む)、スマホ、タブレット、パソコンなどのデジタル機器、ゲームは脳を疲れさせ、脳の機能をダウンさせる「3悪」です。3悪に触れ続け、脳にダメージが蓄積され、脳本来のパフォーマンスを発揮できなくなった状態を私は「オンライン脳」と定義しています。

『脳を休める!』(著:川島隆太/扶桑社)

オンライン脳はいつでも、誰でも、すべての年代で起こりうる、非常に困った状態です。しかし同時に、一生回復できないというものではありません。脳にダメージを受けても、その後にデジタル機器を適切に使い、脳の機能を高めるように心がけていれば、オンライン脳からは脱却できます。

目指すのは「未成年者なら1日の使用は1時間まで」というルールです。1時間は1回の使用時間ではなく、1日あたりの累計です。これは、脳科学者として研究をしてきた私の科学的見地から割り出した数値で、脳の健康を守る、脳の機能を維持するという観点からぜひ目指してもらいたい目標値です。

ほとんどの人はこの目標値から乖離した生活をしているでしょうから、「無理」と思うかもしれません。しかし、使用時間を意識し、使い方を見直すことであなたの脳は確実に変わってきます。