「G3sewing」のメンバー。左から千里さんの夫・祐二さん、三女の千里さん、勝さん、勝さんの妻・陽子さん。

「両親の体調を最優先にできるよう、体制を変えて続けていこうと決めました。2人は約6年間、夢中で走ってきたけど、これからは第2シーズン。死ぬまで続けてほしいからこそ、父には気分が乗った時だけミシンに向かってもらう。その代わり、週に1回この家で店を開き、2人が無理なく楽しみながら活躍できる場を作ろうと思っています」

関節リウマチや糖尿病の持病がある勝さんは現在、介護ヘルパーや訪問看護のサービスを受けながら自立した生活を続けている。

これまで家事や勝さんの介護をしてきた陽子さんに、しっかり療養してもらうためにも、子どもたちが代わる代わる顔を出し、料理や掃除、薬の管理などを分担。それぞれができる範囲でサポートを続けているのだ。

体の不調を抱えながらも「今が一番幸せ」と語る勝さんの笑顔を見ていると、「人生は何歳からでも新しく始められる」と勇気が湧いてくる。

同時に勝さんの情熱を「年寄りの冷や水」と無視することなく本気で受け止め、尊重し続けた家族の姿勢にも大きな感銘を受けた。「G3sewing」は、これからもバッグと一緒に「人生の希望」を届けてくれるに違いない。

 

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