老化や病気に負けない体をつくる食事術

健康な体づくりは毎日の食習慣から。足りない栄養素を意識して、バランスのよい食事を心がけましょう

「一汁三菜」が基本。不足分はサプリなどで補って

健康を維持するためには、さまざまな食材から多様な栄養素を摂取する必要があります。

「おすすめは、一汁三菜の和食。魚を中心とした主菜、野菜やきのこ、豆類などの副菜2品で、体に必要な炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく摂れます。魚には、炎症抑制や血流促進効果があるオメガ3脂肪酸のDHA・EPAが豊富です。ビタミンCを多く含む果物も毎日摂りたいもの。また私は、動脈硬化予防や神経機能維持などに働く中鎖脂肪酸が多く含まれるココナッツオイルを、コーヒーに入れて毎日飲んでいます。食事を基本に、不足しがちな栄養素はサプリメントで補うのも手です」(満尾先生。以下同)
積極的に摂りたい栄養素と、多く含まれる食品

●ビタミンD
サケ、アジやサバなどの青魚

●ビタミンA・C・E
緑黄色野菜、キウイやイチゴなどの果物

●亜鉛
牡蠣など貝類、カニ類、煮干しなど小魚、
チーズ、卵、ごま、のり、抹茶、ココア

●DHEA
じねんじょ、里いも、菊いも、京いも

●マグネシウム
未精白の穀類、ほうれん草、豆類、
ナッツ類、魚介類、抹茶、チョコレート

●DHA/EPA
アジ、サバ、イワシなどの青魚

●たんぱく質
肉、魚、卵

●中鎖脂肪酸
ココナッツオイル