自分がいいと思うことをすればいい

一つ屋根の下で近しい人と食事をともにしながら、ユーモアを忘れずに日々を送る。それが、私の日常です。人間の本質を見つめると、なにやらおかしみがある。何かの折に100円余計に出してしまったことを思い出して1日じゅう悔しがっている自分が滑稽で、自分のことを「ケチよねぇ」と笑います。でも、ケチな自分を恥ずかしいとも思わない。人間、誰でもそういう一面があると思うからです。

感染症が流行ったからといって、何か本質的なことが変わるとも思いません。私はこれまで通り、食べて、笑って、語り合って過ごすだけです。

最近は人と接することを躊躇した結果、孤独感を深めている方も多いそうですね。孤立して鬱々とするくらいなら、感染防止に注意したうえで、友だちと会って笑って過ごせばいいのに。あるいは「友だちや家族を守るために、家には誰にも呼ばないし、人とも会いません」とハッキリ信念を持っているのなら、そうすればいい。

世の中は、正しいか、正しくないか、わからないことだらけです。昨日正しかったことは、明日には正しくないとされる可能性もあります。だったら、「自分はそれを好きかどうか」「やりたいかどうか」を基準に、シンプルに物事を考えてみてはどうでしょうか。それが、自分を楽にする何よりの方法だと思います。