湯温は39~41℃。週3日を目安に続けて

いいことずくめのお風呂健康法ですが、いくつか注意してほしい点があります。まず、お湯の温度は39~41℃に設定すること。42℃を超えるお湯に5分間浸かると体が緊張し、血流が低下することが研究でわかっています。

また、湯温が高すぎると交感神経が優位に働き、心身がリラックスできません。「41℃以下では寒い」という人は、入浴前に浴槽の蒸気やヒーターで浴室を暖めておく工夫をしてください。また、脱水症状が起きないように、入浴の前後に水分補給をすることも忘れずに。

呼吸にも気をつけましょう。深い呼吸は自律神経のバランスを整えます。とくに、ストレッチの最後は雑念を払い、呼吸に集中して瞑想するのが理想です。入浴は夕食の1時間後から就寝の1~2時間前までがよいでしょう。このタイミングで入浴すると、自律神経のバランスが最も整いやすくなります。

毎日、湯船に浸かってストレッチを行うのが理想ですが、無理は禁物。週3日を目安に続ければ、風邪を引きにくくなった、眠りが深くなったなど、体の変化を感じるはず。続けることで、病気にかかりにくい体を手に入れましょう。