お勧めの「心身の健康法」は家事
会社を辞めた人に対して、ぼくがお勧めの「心身の健康法」は家事です。「家事なんて男の沽券にかかわる」とか言う古臭い人はもういないでしょうけど、そういう気持ちが少しでもあると、老後は生きづらくなります。
ぼくも昔は、家事は一切しなかったのですが、やってみると楽しいのです。その楽しさは、やってみて初めてわかることです。
ぼくは起きている時間の3分の1ぐらいは、家事をしています。朝は朝食を作り、3食の食器洗いは全てやり、猫の世話や猫のトイレ掃除、布団を干したり、洗濯物を干したり、時に部屋の掃除と、家事は切りがなくあります。
原稿が行き詰まった時は、洗濯物を畳みます。山のような洗濯物を1枚1枚どう畳むか考え、全て畳み終わると達成感があって、頭のリフレッシュになります。食器洗いも達成感がありますが、さらにピカピカになるまでステンレスを磨くので、キッチンそのものが神々しく見えてきます。
家の中だけのことだから気が付かないかもしれませんが、家事の間はかなり歩きます。ただ歩くだけでなく、階段の上り下りの往復で筋トレにもなるし、家事は立っていることがほとんどなので、トータルすればかなり足腰の鍛錬になっているはずです。気分がスッキリし、足腰の鍛錬にもなり、奥さんに喜ばれて家庭円満にもなる家事。ぜひお試しを。
※次回配信は4月15日(木)の予定です