ロングブレスによる「バストトレーニング」

ひとつめは「美バスト」をつくれること。

女性がダイエットをする際、皆さん唯一「バストだけは落としたくない」とおっしゃいます。確かに、バストの90%は脂肪でできているので、通常のダイエットでは脂肪を燃焼させることにより、胸も痩せてしまいがちです。理想のスタイルを考えたら、バストだけはそのまま残したいと思うのは当然でしょう。

そこでロングブレスダイエットでは、その要望に応えて、胸周りの筋肉をつけるメニューを取り入れています。

基本のロングブレスのやり方として、肩甲骨をグッと寄せて胸を張ります。これに加え、呼吸法を伴った腕立て伏せをしてもらいます。これは胸周りだけでなく、背中側も同時に鍛えるトレーニングです。

バストに効くトレーニング(『ロングブレスの魔法』より)

筋肉はメインで鍛えたい主動筋と、反対の動きを担う拮抗筋の両方をバランスよく鍛えることが重要。だから、胸周りだけ鍛えるのではなく、背中に効くトレーニングも入れないとダメなのです。

また、バストは年齢とともに筋肉が落ちて位置が下がり、呼吸がつらくなってしまいます。これを防ぐためにも、胸周りの筋肉を鍛えることは重要なのです。体力的にきつい方は膝をついた方法でもかまいません。

以前、テレビ番組の企画で、ロングブレスで30キロほど減量した女優さんがいましたが、バストは美しく保ったままでした。ロングブレスでは体重を落とし、全身を引き締めながらも、バストはむしろ位置が高くなる。つまり、さらに美しくなる魔法がかかるのです。