国立能楽堂で催された「三番叟披キ(さんばそうひらき)」での慶子さん

続いての、50である。こちら、「あぁそれなら娘が50歳なのかしら?」とのご想像を裏切っての、和泉淳子がはじめとなる「女性狂言師誕生50年」の祝賀である。

狂言600年の歴史から見ればたった半世紀、50年のことであるが、私達からすると女性狂言師の大事な歩みなのだ。

最後の20は、和泉節子から見ると孫にあたる私の長女、今年12月で20歳を迎える和泉慶子(きょうこ)と、一足早く20歳になった和泉元彌の長女、和泉采明(あやめ)の成人だ。それと共に、国立能楽堂に於いて催された「三番叟披キ(さんばそうひらき)」の祝いである。

これらが重なって、「80、50、20」というわけでお祝い事3つ、我が家にとって、実にめでたいのが本年なのである。