各地の郷土料理(1)

〈福井県〉へしこ(撮影◎長野陽一)

〈福井県〉へしこ

主にさばで作ることが多い、魚のぬか漬け。1年ほど漬けたあと、軽く焼いて食べる。へしこは岡山県などでも食べられるほか、石川県ではいわしのぬか漬けを煮てほぐした「かぶし」という鍋料理も

 

〈香川県〉えび味噌(撮影◎高木あつ子)

〈香川県〉えび味噌

頭と尾を除いた小えびを酒やみりん、野菜とともに煎り煮にし、味噌で味付けした佃煮

 

〈兵庫県〉さばのじゃう(撮影◎高木あつ子)

〈兵庫県〉さばのじゃう

「じゃう」とは鍋料理のこと。さばやかつおを甘辛く煮た、魚のすき焼き。高価だった肉類の代わりに魚を用いたとも言われ、鳥取県の「さばの煮ぐい」や三重県の「じふ」も、魚をすき焼き風の味付けで食べる鍋である