引退ではなく、新たな出発の宣言だった

推しがいれば、いつかは絶対に、推しの引退という日を迎える。
私も、そう遠くない日に、こんな日がくるとはわかっていた。そしていざその時が来たら、自分のメンタルを保てるかとても不安だった。

でも会見で彼が発した言葉は全てが希望に満ちていて、迷いや憂いが入り込む隙間さえなかった。引退ではなく、次のステージの始まりなのだ、という、新たな出発の宣言だったのだ。
プロへの転向でアイスショーへの出演が増え、むしろ彼の演技を生で見るチャンスが多くなるのかもしれない。

表現への追及はこれからも続いていく。これからもまた、彼の進化をリアルタイムで見られる。
不安は拭い去られ、応援の気持ちで満たされていった。

直接は伝えられないけれど、言い尽くせない感謝と、新たな門出への祝福と。そして第一線で彼が彼であり続けてきたこと、そのための途方もない過程と、尽くされた努力に対してねぎらいを。

そして幸せと平安と健康を、願わずにはいられない。
きっと私だけでなく、多くの人が同じ気持ちかもしれない。
会ったことも生で見たこともないけれど、あなたにどうしようもなく救われてきた。

彼の表現を、これからもこの目で見ていたい。
そして叶うならば、死ぬまでに一度でいいから、彼の演技を生で、この目に焼き付けたい。

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