お金で買えない経験が評価される社会になったら
しかし、平原さんが言う経験とは、本当にそういった履歴書にかける経験だったのか?とふと考え直してみた。
確かに現状は、履歴書にかけるのは留学や部活動など、お金で買う経験ばかりだ。
しかし、もっとお金で買えない経験が評価される社会になったらどうだろうか?と考えてみる。
例えば親の介護、極貧の中でサバイブしたこと、苦手な先生とどう付き合ったか、大恋愛をしたとか。
ホストに100万貢いで得たこととかも面白い(あ、でもそれは思い切りお金で買う系か)。
私個人の話をすれば、家におやつがなく、山に栗やアケビをとりに行き、さまざまな雑草を食べて味くらべをしたこと。ゲームや本などがまったくなかったのでひたすらクワガタとりに熱中したことなど。
ある意味、少しユニークな費用0の経験も無くはない。
さらには、格安シェアハウスでのサバイバル体験は、めちゃめちゃ苦しかったが一応ネタとしては強い。
就職の面接官に、極貧サバイバルの体験をプレゼンしたら、50社中1社くらいは興味を持ってくれるかもしれない。
あれ、もしかして平原さんが言いたかったことって、そういうことだったんじゃないか……と、勝手に想像したりする。あくまで想像だが。
実際、平原さんは、「経験って唯一お金で買えないものだと思うんですね」と発言したあと、「お金で買える経験もあれば、お金で買えない経験もあると思います」と補足している 。お金で買えない経験を見てもらえるようになって欲しいという真意だったようにも思えるのだ。