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早く戦争止めてくれ
最近は中国の軍備拡張のニュースにも反応する。「満州にいたから分かるけれど、中国人は人のものを盗むのよ」とか批判する。これもかつて同じようなことを言うと「差別だよ」と私が怒ると、「だってそうなんだ」とか言い返してきた。
今は、何を言われているか分からない感じでスルー。読んでいた新聞に目を戻す。何か言い返してよと思うと同時に、あんなこと言わずに聞き流せばよかったと後悔する。それにしても、1分前に言ったことは覚えていなくても、長期記憶はまだ残っている。
満州のことより、さっき言ったことを覚えていてほしいのが正直な気持ちである。おそらく、昔の満州時代を覚えていることを示すのも、買い物や料理同様、自分は「ぼけていない」と確認するよすがになっているだろう。
プーチン大統領、早く戦争止めてくれ。母のよすがでしのびないが他で担保する。ニコライさん、待たなくていいから早く消えてくれ。食卓からニコライさんがいなくなる日が早く来ますように、とグダグダの野菜炒めを少しだけつまみながら願う。