【Point 1】水分をこまめに摂って潤いキープ

●唾液腺マッサージ
《唾液腺マッサージ》

(1) 両耳たぶの手前(耳下腺)に手を当て、後ろから前へ円を描くようにやさしく5回さする
(2) あごの骨の内側の軟らかい部分(顎下腺)に両手の親指を当て、軽く5回押す

のどの粘膜が乾燥すると、声帯はうまく機能しません。年を重ねるほど体内の水分量は減っていくため、こまめに水分を摂るようにしましょう。

食事で摂る分を含めて、毎日1.5Lが目安。糖分やカフェインを多く含む飲み物はのどへの負担となるので、水やほうじ茶、麦茶がベストです。

さらに耳下腺や顎下腺にある唾液の分泌を促すポイントをマッサージし、口の中の潤いを保つことも大切。寝る前に行えば就寝中の乾燥予防に、食事前に行えば誤嚥予防にもつながります。

空気が乾燥する季節やエアコンの効いた部屋では、加湿器を使って湿度40~60%をキープ。外出時には、不織布のマスク2枚の間に水で濡らしたガーゼをはさんだ「濡れマスク」で、のどに潤いを与えましょう。