過去の自慢話はみっともない

語るべきは、リタイアしてひとり暮らしの現在の自分のこと。

過去の自慢話ばかりでは好印象を持たれるわけがありません。

『老いも孤独もなんのその 「ひとり老後」の知恵袋』(著:保坂隆/明日香出版社)

すでになくなっている肩書を吹聴するのは愚の骨頂です。自分をみっともなく、みじめにさせるだけだと知っておくべきです。

「**地区でひとり暮らしをしている**と申します。昔からやってみたいと思っていたので、この将棋サークルに参加しました。ヘボ将棋ですが、おつきあい願います。どうぞよろしくお願いいたします」

いいつきあいは、こんな謙虚な自己紹介から始まるものです。

リタイアしたら頭を切り替えて、ただの人同士のつきあいに無用な過去の経歴などきれいに忘れてしまうことです。

それができないと、どんな集団の中でもはぐれ者になってしまいます。